
食事をすると血糖値が上がりますが、その前には「消化・吸収」という流れがあります。

食べたものが、そのまま血液の中に入るわけではないんですね。

そうなんです。食べ物は体の中で少しずつ分解され、ブドウ糖などの小さな形になってから吸収されていきます。
「食事をすると血糖値が上がる」ということは、よく知られています。
でも、食べたものがどのような道を通って血糖値につながっているのかは、意外とイメージしにくいかもしれません。
今回は、食べ物が口に入ってから、ブドウ糖として血液の中に入るまでの流れを見ていきます。
食べ物は、まず口の中で消化が始まります
食べ物を口に入れて噛むと、細かくなり、唾液と混ざります。
糖質の消化は、ここから少しずつ始まっています。
そして、飲み込んだ食べ物は食道を通り、胃へ進んでいきます。
胃を通って、小腸へ
胃では、食べ物がさらに細かくなり、消化液と混ざりながら少しずつ小腸へ送られていきます。
その後、小腸で糖質がさらに分解され、最終的にはブドウ糖などの小さな形になります。
このくらい小さくなって、ようやく体の中へ吸収できるようになるんですね。
小腸からブドウ糖が吸収されます
小腸までたどり着いたブドウ糖は、小腸の壁から吸収されて血液の中へ入っていきます。
このようにして血液中のブドウ糖が増えることで、食後の血糖値は上がります。
口 → 胃 → 小腸 → ブドウ糖として吸収 → 血液中へ → 血糖値が上がる
食後の血糖値が上がること自体は自然な反応です
食後に血糖値が上がると、「上がってしまった」と心配になることもあるかもしれません。
でも、食事をして血糖値が上がること自体は、体の自然な反応です。
大切なのは、上がることをゼロにするのではなく、どのくらい上がって、その後どのように下がっていくのかを見ることだと思っています。
血糖値の上がり方は、食べ方や体の状態でも変わります
同じ食事をしても、血糖値の上がり方は一人ひとり違います。
食事の内容や量だけでなく、食べる順番、食物繊維の量、食事の時間、運動、睡眠、その日の体調など、さまざまなことが関係しています。
だからこそ、「この食べ物を食べたからこの数字になった」と、ひとつの原因だけで考えないことも大切なんですね。
吸収されたブドウ糖は、そのあとどこへ行くの?
小腸から吸収されたブドウ糖は、そのまますぐ全身へ向かうわけではありません。
胃や腸から吸収された栄養は、まず「門脈」という血管を通って肝臓へ運ばれます。
肝臓は、食事から入ってきた栄養を受け取り、必要に応じて使ったり蓄えたりする大切な場所です。
この「門脈」の流れは、次の記事で詳しくお話ししていきます。
まとめ
- 食べ物は、口・胃・小腸を通りながら消化される
- 糖質は分解され、最終的にブドウ糖などの小さな形になる
- ブドウ糖は小腸から吸収され、血液の中へ入る
- 血液中のブドウ糖が増えることで、食後の血糖値が上がる
- 食後に血糖値が上がること自体は、体の自然な反応
次の記事では、小腸で吸収された栄養を肝臓へ運ぶ「門脈」についてお話ししていきます。


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