こんにちは😊 看護師まりです。
納豆やヨーグルト、みそ、キムチなど、毎日の食卓にはいろいろな発酵食品がありますね。
「発酵食品は体によいと聞くけれど、血糖値にもよいのかな?」と気になる方もおられるかもしれません。
今回は、発酵食品と血糖値の関係についてお話しします。
発酵食品って、どんな食べ物?
発酵食品は、微生物の働きを利用して作られる食品です。たとえば、納豆は納豆菌、ヨーグルトは乳酸菌などの働きによって作られます。
発酵によって食品の風味や成分が変わりますが、発酵食品だから必ず糖質が少ない、血糖値が上がらない、というわけではありません。
発酵食品を食べると、血糖値は下がるの?
発酵食品や、そこに含まれる微生物・成分と、血糖コントロールとの関係は研究されています。
一部の研究では、特定の発酵食品や乳酸菌などの摂取によって、血糖に関する指標が改善したという報告もあります。
ただし、食品の種類や摂取量、研究対象者によって結果は異なります。発酵食品を食べれば血糖値が下がる、と断定できるわけではありません。糖尿病の治療に代わるものでもありません。

発酵食品は、毎日の食事に取り入れやすいものも多いですね。でも、特定の食品だけで血糖値を整えようとしなくて大丈夫です。
納豆やヨーグルトは、どう考えたらいい?
納豆は、大豆から作られる発酵食品です。たんぱく質や食物繊維などを含み、主食と組み合わせるおかずの一つになります。
ヨーグルトは、たんぱく質やカルシウムなどを含みます。ただし、加糖タイプやフルーツソース入りの商品は、糖質の量も確認したいですね。
どちらも、発酵していることだけが特徴ではありません。食品そのものの栄養成分や、一緒に食べるものも血糖値に関係します。
みそやキムチなら、たくさん食べてもいい?
みそやキムチも発酵食品ですが、塩分を多く含むものがあります。
また、甘みを加えた商品では糖質量が多くなることもあります。体によいイメージがある食品でも、量や味つけを確認することが大切です。
特に血圧や腎臓の状態などによって食事の調整が必要な方は、塩分量にも気を配りましょう。
腸内環境と血糖値には関係があるの?
腸内には多くの微生物が暮らしており、腸内細菌と糖の代謝との関係についても研究が進んでいます。
ただし、発酵食品を一つ食べれば腸内環境が整い、血糖値も改善するという単純な仕組みではありません。
発酵食品に加えて、野菜や豆類、海藻などから食物繊維をとることや、食事全体のバランスを整えることも大切です。
無理なく取り入れるための工夫
- 朝食に無糖ヨーグルトを取り入れてみる
- ご飯のおかずとして納豆を組み合わせる
- みそ汁は具だくさんにし、みその量にも気をつける
- 商品を選ぶときは、糖質や食塩相当量の表示を確認する
発酵食品が苦手な方や、食事制限のある方が、無理に取り入れる必要はありません。普段の食事の中で、食べやすいものを選んでいきましょう。

食事は毎日続いていくものだからこそ、好きな味や食べやすさも大切です。発酵食品も、いろいろな食品の一つとして楽しんでいきたいですね。
まとめ
発酵食品と血糖コントロールの関係は研究されていますが、食べれば必ず血糖値が下がるわけではありません。
納豆やヨーグルトなどは、発酵していることだけでなく、含まれる栄養素や糖質・塩分の量、食事全体との組み合わせを考えて取り入れることが大切です。
前回の記事:冷ましたご飯は血糖値が上がりにくい?レジスタントスターチの話
次回は「GI値とGL値の違い」についてお話しします。
参考資料
- 文部科学省『日本食品標準成分表』
- 厚生労働省『日本人の食事摂取基準』
- 日本糖尿病学会『糖尿病診療ガイドライン2024』

コメント