こんにちは😊 看護師まりです。
「血糖値が気になるから、ご飯やパンの量を減らしている」そんなお話を聞くことがあります。
でも、食後の血糖値を考えるときには、糖質だけでなく、一緒に食べるおかずにも目を向けてみたいところです。
今回は、魚や肉、卵、大豆製品などに含まれるたんぱく質と食後血糖値の関係についてお話しします。
たんぱく質は、体にとってどんな栄養素?
たんぱく質は、筋肉や臓器、皮膚などをつくる材料になる大切な栄養素です。魚・肉・卵・牛乳や乳製品・大豆製品など、さまざまな食品に含まれています。
血糖値に注目すると、たんぱく質は糖質とは異なる働きをします。糖質を多く含む食品と一緒に食べることで、食後の血糖反応に影響することがあります。
たんぱく質を一緒に食べると、血糖値はどうなるの?
食事に含まれるたんぱく質は、胃から食べ物が送り出される速さや、食後に分泌されるホルモンに影響することがあります。
その一つが、食事をとったときに腸から分泌されるインクレチンというホルモンです。インクレチンは、血糖値に応じたインスリン分泌などに関わっています。
研究では、糖質だけを食べた場合と、たんぱく質を含む食品を組み合わせた場合で、食後の血糖値の動きが異なることが報告されています。
ただし、たんぱく質を食べれば必ず血糖値が下がる、という意味ではありません。食事の量や内容、糖尿病の有無、使用している薬などによっても反応は変わります。

たんぱく質は、血糖値を下げるためだけの栄養素ではありません。筋肉や体の健康を保つためにも、毎日の食事で大切にしたいですね。
「おにぎりだけ」の食事に、何を足せる?
忙しい日には、おにぎりやパン、麺類だけで食事を済ませることもあるかもしれません。
そんなときは、食事の内容に合わせて、ゆで卵や豆腐、魚、肉などのおかずを組み合わせてみるのも一つの方法です。
- おにぎりに、ゆで卵や具だくさんのみそ汁を添える
- うどんに、卵やわかめ、野菜を加える
- パンに、卵料理やヨーグルトなどを組み合わせる
ここで大切なのは、たんぱく質を増やせば増やすほどよいということではなく、主食・主菜・副菜を組み合わせて、食事全体のバランスを整えることです。
たんぱく質は、どのくらい食べてもいい?
必要なたんぱく質の量は、年齢、体格、活動量、健康状態などによって異なります。糖尿病の治療中でも、たんぱく質を一律に多くとることが勧められるわけではありません。
特に、腎機能が低下している場合などは、たんぱく質の摂取量について個別の調整が必要になることがあります。医師や管理栄養士から指示がある場合は、その内容を優先してください。
食べる順番にこだわりすぎなくても大丈夫
食後血糖値を考えるうえでは、野菜やたんぱく質を含むおかずを先に食べる方法が研究されています。
ただ、食事は毎日続くものです。「ご飯は必ず最後」と順番だけに気を取られてしまうより、食べる量や組み合わせ、無理なく続けられることも大切にしたいですね。

ご飯を楽しみながら、体に必要な栄養もとっていく。そんな食事の整え方を、一緒に考えていけたらうれしいです。
まとめ
たんぱく質を含むおかずは、食後の血糖反応に影響することがあります。一方で、血糖値への作用は食事内容や体の状態によって異なります。
糖質だけを気にするのではなく、魚・肉・卵・大豆製品などを適切に組み合わせることも、食事を考えるうえでの大切なポイントです。
前回の記事:食物繊維は血糖値にどう関係する?水溶性・不溶性の違い
次回は「脂質と食後血糖値の関係」についてお話しします。

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