こんにちは😊 看護師まりです。
「脂っこいものを食べると、血糖値はどうなるんだろう?」そんな疑問を持ったことはありませんか。
血糖値というと、ご飯やパンなどの糖質が注目されがちですが、一緒に食べる脂質も、食後の血糖値の動きに関係しています。
脂質は、血糖値を直接上げるの?
脂質は、糖質のように消化されてブドウ糖になる栄養素ではありません。そのため、脂質そのものが食後すぐの血糖値を直接大きく上げるわけではありません。
ただし、脂質を含む食事では、胃から食べ物が腸へ送り出される速さなどが変わり、糖質の吸収と血糖値が上がるタイミングに影響することがあります。
脂質が多い食事では、血糖値の上昇が遅れることも
脂質を多く含む食事では、胃の中の食べ物が腸へ移動する速さが遅くなる場合があります。
すると、糖質が吸収されるタイミングも変わり、食後すぐの血糖値の上昇が比較的小さく見える一方、数時間たってから血糖値が上がったり、高い状態が長引いたりすることがあります。
特にインスリン治療をしている方では、食事に含まれる脂質やたんぱく質の量が、食後の血糖変動に影響する場合があります。治療薬の調整は自己判断せず、医療者と相談してください。

食後すぐの血糖値だけでは、食事の影響を十分に捉えられないこともあります。血糖値は、時間とともに変化していくものなんですね。
脂質は、減らせば減らすほどよい?
脂質は、体の細胞をつくる材料になったり、脂溶性ビタミンの吸収を助けたりする、体に必要な栄養素です。
一方で、脂質は少量でもエネルギーが多く、食べ過ぎが続くとエネルギー過剰につながることがあります。
また、脂質には種類があり、健康への影響も同じではありません。脂質を一律に避けるのではなく、量と質の両方を意識することが大切です。
食事では、どんなことを意識したらいい?
たとえば、麺類に天ぷらを添えたり、パンにバターをたっぷり塗ったりすると、食事に含まれる脂質の量は変わります。
脂質を含むおかずが悪いというわけではありません。揚げ物が続いた日は別の食事で調理法を変えるなど、一日や数日単位で食事全体を整えることも一つの方法です。
- 揚げる・炒めるだけでなく、焼く・蒸す・煮るなどの調理法も取り入れる
- 魚や大豆製品など、さまざまな食品を組み合わせる
- 糖質だけでなく、脂質を含めた食事全体の量を意識する
血糖値の変化には個人差があります
同じ料理を食べても、血糖値の上がり方は人によって異なります。食事の量や内容、活動量、体の状態、使用している薬など、さまざまな要因が関係するためです。
「脂質が多い食事なら血糖値が上がりにくい」と考えて脂質を増やすことは勧められません。食後すぐの数値だけでなく、長い時間の血糖変動や食事全体の栄養バランスも大切です。

血糖値のために、好きな食べ物をすべて我慢する必要はありません。食べ方や組み合わせを知って、無理なく続けられる方法を見つけていきたいですね。
まとめ
脂質は、糖質のように食後すぐの血糖値を直接上げる栄養素ではありませんが、胃から食べ物が移動する速さなどに影響し、食後の血糖値の上がり方やタイミングを変えることがあります。
だからこそ、脂質は多ければよい、少なければよいというものではなく、量と質を考えて取り入れることが大切です。
前回の記事:たんぱく質と食後血糖値の関係|おかずを組み合わせる理由
次回は「朝食を抜くと血糖値はどうなる?」についてお話しします。

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