
糖尿病って、ひとつじゃないんですね。種類があるって初めて知りました。

知らなかった…!もっと詳しく教えてください!

ではこの章では、糖尿病の種類とその違いについて、わかりやすく解説していきますね。
糖尿病にはどんな種類があるの?
こんにちは
今回は「糖尿病の種類」について、4つの分類に分けてご紹介します。
1型糖尿病
インスリンをつくる膵臓の細胞が壊れてしまい、インスリンがほとんど分泌されなくなるタイプです。
自己免疫という働きによって、自分自身の細胞を攻撃してしまうのが原因とされています。
小児期や思春期の発症が多いですが、大人になってから発症することもあります。
特徴:
・インスリン注射が必須となることが多い
・急激に発症することが多く、症状も出やすい
2型糖尿病
日本人に最も多いタイプの糖尿病で、全体の9割以上を占めます。
インスリンは分泌されているものの、「量が少ない」または「効きが悪い(インスリン抵抗性)」ために、血糖値がコントロールできなくなってしまいます。
特徴:
・遺伝的な体質と生活習慣(食事・運動・ストレスなど)が重なって発症
・初期には自覚症状が少なく、健診で見つかることも多い
妊娠糖尿病
妊娠中に初めて発見または診断される糖尿病のことを指します。
妊娠によるホルモンの影響で、インスリンが効きづらくなり、血糖値が高くなってしまいます。
特徴:
・妊娠中のみ発症することが多いが、将来的に2型糖尿病へ移行する可能性がある
・お母さん・赤ちゃんの健康管理のために、食事療法や血糖管理がとても大切
その他の特定の機序・疾患による糖尿病
他の病気や治療が原因で起こる糖尿病のことです。
たとえば、膵臓の病気・遺伝子異常・ホルモンの異常・薬剤(ステロイドなど)が関係して発症することがあります。
特徴:
・原因となる病気や薬の治療をすることで、改善するケースもあります
・診断には、専門的な検査や医師の判断が必要です
まとめ
- 糖尿病は大きく分けて「4種類」
- 最も多いのは「2型糖尿病」
- タイプによって、原因や対処法が異なる
- 正しい知識が、早期発見・適切な治療に繋がります
それぞれのタイプに合った治療やサポートがとても大切です。
次回は「糖尿病の治療方法」について、もう少し詳しくご紹介していきますね

種類によって治療法もサポートの仕方も変わってくるので、正しく知ることが“自分らしい対処”につながっていきます。
荒木 まり
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