糖尿病は症状がなくても通院が必要?|治療を続ける理由

ノートと筆記具を背景に明朝体で「治療のはなし」と書いたアイキャッチ 糖尿病の知識
Aさん
Aさん

糖尿病と言われましたが、症状はなく元気です。それでも、定期的に通院する必要がありますか?

荒木
荒木

症状がないと、通院が必要なのか疑問に思いますよね。定期的な受診は、血糖値や体の状態を確認し、合併症を防ぐために大切です。その理由を一緒に見ていきましょう。

糖尿病治療の目的って?

糖尿病があっても、健康寿命を保って元気に過ごすこと。
それが、糖尿病治療のいちばんの目的です。

初期の糖尿病では、ほとんど症状がない方が多く、
長く高血糖が続いていても、自覚がないこともあります。

では、なぜ「早期発見・早期治療」が大切なのでしょうか?

合併症を防ぐために

血糖値が高い状態が続くと、血管や神経が傷つき、
少しずつ体に負担がかかっていきます。

このダメージは目に見えにくくても、
じわじわと大切な臓器に影響を与えてしまいます。

だからこそ、今のうちからのケアが大切なんです。

糖尿病の三大合併症とは?

  • 神経障害: 手足のしびれや痛み、胃腸の不調など
  • 網膜症: 目の出血、視力低下、失明のリスク
  • 腎症: 腎機能の低下、進行すれば透析が必要になることも

これらはすべて、血糖コントロールで予防できる可能性があります。

未来のための“小さな変化”

「そんな先のこと、イメージできないよ」
そう思われるのも、自然なことです。

忙しい日々の中で、治療の優先順位が下がってしまうこともありますよね。

でもそれは、決して「意識が低い」のではなく、
「今を一生懸命に生きている」からだと、私は思っています。

だからこそ、少しずつ・できることからで大丈夫。
一緒に方法を見つけていきましょう。

Aさん
Aさん

症状がないと、合併症の話も実感が湧きません。気をつけようと思っても、なかなか続かないんです。

荒木
荒木

成果が見えないと、続けるのは難しいですよね。受診は、体の変化を確認しながら、無理なく続ける方法を考える時間でもあります。

定期的な受診でできること

・血糖値やHbA1cの変化を確認する
日々の取り組みを振り返る手がかりになります。

・合併症を早めに見つける
症状だけでは気づきにくい変化を、検査で確認します。

・疑問や不安を相談する
生活の中で難しいことを整理し、続けられる方法を一緒に考えます。

受診は、薬をもらうためだけでなく、体の状態を知り、これからの治療を考える大切な時間です。

看護師はあなたのサポーター

合併症で後悔する人を、これ以上増やしたくない。
それが、医療者としての正直な気持ちです。

この記事を読んでくださっているあなたは、
もうすでに一歩を踏み出しています。

あとは、「自分にできること」から少しずつはじめていきましょう。

完璧を目指さなくて大丈夫。
「これならできそうかな?」と思えることがあれば、それが第一歩です。

まとめ

  • 糖尿病治療は、合併症の発症・進行の予防と、生活の質や寿命の維持を目指します
  • 三大合併症には神経障害・網膜症・腎症がある
  • 予防には早期発見・継続治療が大切
  • 主治医と相談し、継続して治療と検査を受けることが重要です
  • 看護師は、あなたのそばで支えるサポーターです♡

糖尿病のことを、ひとりで抱えていませんか?

食事や生活習慣についての疑問、治療を続ける中で感じる不安など、看護師にご相談いただけます。

「何から始めたらよいかわからない」
「頑張っているけれど、なかなかうまくいかない」
「診察では聞けなかったことがある」

そんなお気持ちは、まとまっていなくても大丈夫です。今の気持ちや生活の様子を伺いながら、無理なく取り組めることを一緒に考えます。

【オンライン相談】
・初回相談は無料でご利用いただけます。

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医療情報の参照先

日本糖尿病学会:糖尿病診療ガイドライン2024 第2章

糖尿病情報センター:糖尿病とは

この記事を書いた人
荒木まり

糖尿病専門の医療機関で、生活習慣や治療についてのご相談をお受けしてきました。

大切にしているのは、お一人おひとりの暮らしや気持ちを伺いながら、一緒に考えていくことです。

オンライン相談では、食事や日々の生活のこと、治療を続ける中で感じる不安などを伺っています。

気になることや、うまく言葉にできない思いも、どうぞお聞かせくださいね。

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