食事の間隔が空くと、次の食後血糖値はどうなる?食事のリズムと血糖値

こんにちは😊 看護師まりです。

仕事や家事に追われて、お昼ごはんが遅くなったり、朝食を食べずに出かけたりする日もありますよね。

そんなとき、次の食事で血糖値が大きく上がることがあります。

今日は、食事と食事の間隔が、次の食後血糖値にどう関係するのかをお話しします。

食べていない時間が長いと、血糖値は下がり続ける?

私たちの体は、食事をしていない間も、脳や筋肉などでブドウ糖を使っています。

そのため、肝臓は蓄えていたグリコーゲンを分解したり、ブドウ糖を新しく作ったりして、血糖値を保つように働いています。

つまり、食べていない時間が長いからといって、血糖値がずっと下がり続けるわけではありません。

次の食事で血糖値が上がりやすくなるのはなぜ?

朝食を食べた日と食べなかった日を比べると、朝食を抜いた日の昼食後に、血糖値が高くなりやすいことを示した研究があります。

この違いに関係する考え方の一つが、「セカンドミール効果」です。

先に食べた食事が、次の食事の血糖反応にも影響するという現象を指します。

食事をとることで、インスリンの働きや、体内での糖の利用に関わる状態が変化します。朝食を抜くと、そうした影響が得られず、昼食後の血糖値が上がりやすくなることがあるのです。

看護師まり
荒木

朝ごはんは、朝のエネルギー補給だけでなく、そのあとの食事の血糖値にも関係しているんですね。

食事の間隔が空くと、食べる量も増えやすい

もう一つ、身近な理由があります。

長い時間食べていないと、強い空腹を感じて、次の食事を急いで食べたり、いつもより多く食べたりすることがあります。

特に、ご飯やパン、麺類などの主食を一度に多く食べると、その分、摂取する糖質量も増えます。

食事の間隔そのものに加えて、次の食事で「何を、どれくらい、どんな速さで食べるか」も、血糖値を考えるうえで大切です。

忙しい日は、どうしたらいい?

毎日きっちり同じ時間に食事をするのは難しいものです。

そんなときは、次のような工夫が役立ちます。

  • 朝食を抜きがちな場合:無理のない量から、朝に何か食べる習慣を考えてみる
  • 昼食が遅くなる場合:食事の時間を見通し、必要に応じて補食について考える
  • 強い空腹で食べすぎやすい場合:食事を急がず、主食とおかずを組み合わせる

補食の必要性や適切な内容は、治療方法によって異なります。特にインスリンや一部の血糖を下げる薬を使用している方は、食事が遅れたり抜けたりすると低血糖につながることがあるため、主治医と対処方法を確認しておきましょう。

食事の時間は「完璧」より「続けやすさ」

食事の時間を整える目的は、時計どおりに食べることではありません。

強い空腹を我慢し続けたり、一度にまとめて食べたりすることを減らして、体に合った食事のリズムを作ることです。

看護師まり
荒木

食事の時間がずれてしまう日があっても大丈夫。普段の生活の中で、無理なく続けられる食事のリズムを考えていきましょう。

今日お伝えしたいこと

食事は、そのときの血糖値だけでなく、次の食事の血糖反応にも関係します。

食事の間隔が長く空きやすい方は、まず、どの時間帯に食事が遅れやすいかを振り返ってみてください。

朝食をとる習慣や、次の食事で食べすぎない工夫など、生活に合った方法を一つ見つけることから始めてみましょう。

前回の記事:飲み物の糖質は血糖値にどう影響する?ジュースと果物の違い

あわせて読みたい:朝食を抜くと血糖値はどうなる?セカンドミール効果のお話

次回は「同じ食事でも、食べる時間帯で血糖値が変わるのはなぜ?」についてお話しします。

参考資料

この記事を書いた人
荒木まり

糖尿病専門の医療機関で、生活習慣や治療についてのご相談をお受けしてきました。

大切にしているのは、お一人おひとりの暮らしや気持ちを伺いながら、一緒に考えていくことです。

オンライン相談では、食事や日々の生活のこと、治療を続ける中で感じる不安などを伺っています。

気になることや、うまく言葉にできない思いも、どうぞお聞かせくださいね。

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