こんにちは😊 看護師まりです。
食事はなるべく規則正しく。血糖値のことを考えると、そうした方がいいとわかっていても、毎日同じ時間に食べるのは難しいことがありますよね。
私も、予定が重なった日は「もうこんな時間!」と、食事が後回しになることがあります。
今日は、仕事や暮らしの都合で食事の時間を決められないとき、どう考えたらよいかをお話しします。
「決まった時間に食べる」が難しいのは、こんなとき
- 接客やレジの仕事で、混雑すると休憩に入れない。
- 医療・介護の現場で、利用者さんや患者さんの対応が続き、昼食が遅くなる。
- 配送や運転の仕事で、停車できる場所や時間が限られている。
- 工場や警備の交代勤務で、日によって食事の時間が変わる。
- 夜勤明けは眠気が強く、食べるより先に眠りたい。
- 会議や外回りが続き、食事をとれる時間が読めない。
- 子どもの送迎や急な呼び出しで、自分の昼食が後回しになる。
- 介護や家族の通院に付き添い、帰宅するまで食事をとれない。
- 職場に冷蔵庫や電子レンジがなく、持参できる食品が限られる。
- 休憩が短く、落ち着いて食べる時間がない。
自分の意思だけでは変えられない予定がある中で、毎日同じ時間に食べるのは簡単ではありません。

私も、予定が詰まっていると食事の時間がずれてしまうことがあります。『規則正しく』だけでは解決できない事情もありますよね。
食事の時間がずれると、何が気になる?
長時間食べずに過ごすと、空腹が強くなって次の食事を急いで食べたり、一度に多く食べたりしやすくなることがあります。食事の間隔や時間帯によって、食後の血糖値の動きが変わる場合もあります。
ただ、特に気をつけたいのは使っている薬と食事のタイミングです。
インスリンや、SU薬など一部の血糖を下げる薬を使っている方は、食事が遅れたり抜けたりすると低血糖につながることがあります。薬の種類や使い方によって対応は異なるので、自己判断で薬の量や時間を変えないようにしましょう。
時間を守れないなら、「ずれたときの準備」を
毎日同じ時間に食べることを目標にするより、食事が遅れそうな日の対応を決めておく方が、現実的なこともあります。
- 休憩時間が読めない:職場のルールや衛生面に配慮しながら、短時間で食べられる食品を準備できるか考える。
- 移動が多い:食事をとれそうな場所を、移動ルートの中であらかじめ確認しておく。
- 夜勤・交代勤務:勤務パターンごとに、食事をとれる時間を整理してみる。
- 子育てや介護で予定が変わりやすい:調理せずに食べられるものを、無理のない範囲で用意しておく。
- 夕食が遅くなりやすい:一度に食べる量や食事の内容について、普段の勤務時間を伝えて医療者と相談する。
食事を小分けにする方法が合う方もいますが、薬の種類や治療内容によっては調整が必要です。特に低血糖のリスクがある方は、具体的な対応を主治医や糖尿病療養指導に関わる医療者と確認しておきましょう。
職場に相談することも、食事療法の一部です
「忙しいから仕方ない」と、一人で何とかしようとしていませんか。
食事の時間が確保できない状況が続くなら、職場の上司や産業保健スタッフに、休憩の取り方について相談することも考えられます。
病名をどこまで伝えるかは、ご本人が考えてよいことです。必要に応じて、医療機関に勤務中の食事や低血糖への対応について相談し、伝え方を一緒に考える方法もあります。
食事の時間がずれるのは、本人の工夫だけでは解決できないこともあります。働く環境も含めて考えてよいのだと思います。

『毎日同じ時間に食べてください』だけではなく、『食べられない日はどうしたらいいですか?』という相談も、ぜひしてほしいです。
今日、一番伝えたいこと
食事の時間を守れない自分を責めるより、ずれたときにどうするかを知っておくこと。
仕事や家庭の予定をすぐに変えられなくても、食べられる時間、薬の使い方、職場で相談できることを一緒に整理することはできます。
通院の際には「昼休憩が何時になるかわからない」「夜勤の日は食事が遅れる」と、具体的な一日の流れを伝えてみてください。その情報が、無理のない治療を考える大切な手がかりになります。
前回の記事:家族と同じ食事ではいけないの?自分だけ別の食事を作るのが難しいとき
次回は「運動した方がいいとわかっていても、時間や体力に余裕がないとき」についてお話しします。

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