こんにちは。
看護師の荒木と申します。
血糖値のコントロールができるようサポートいたします。
よろしくお願いいたします☻
はじめに
こちらでブログを新しく始めることになりました☻Amebaブログから来て下さった方は、引き続きこちらでもよろしくお願いいたします☻
初めましての方、このブログにたどり着いてくださった方の中には
現在糖尿病の治療中の方や、健康診断で血糖値を指摘されたので情報収集をしていて、という方かもしれません。
また、ご家族や身近な方に糖尿病の診断をされた方がいて、大切な人の血糖値が下がるようにサポートしたいと思われている方かもしれません。
いずれにしても、糖尿病のことについて疑問や不安な気持ちをお持ちであったり、
糖尿病を良くしたいというお気持ちを持っておられる方ではないでしょうか。
こちらのブログは、基本的に糖尿病の知識を文章中心で書いているので面白みがないかもしれませんが、
できるだけ実際に現場で携わった看護の視点で書きたいと思いますので、よろしければお読みいただければ嬉しいです。
糖尿病療養指導士の役割り
私は医療機関で糖尿病の患者さんのお話を聞かせていただく「療養指導」に携わらせて頂いている看護師です。
定期受診をされている方は、尿検査や血液検査を受けた上で医師の診察に入るというスタイルの医療機関が多いかと思います。
基本的に結果説明は医師から行いますが、その(診察で医師と会う)前に看護師が患者さんにお話を伺う、
というのが「療養指導」という看護師、療養指導士の役割りです。
受診から受診までの1か月間(~数か月)の間に体調の変化はなかったか、
その日のHbA1cの数値をご自身でどのように評価しているか、
今の治療に対して患者さん自身が辛いと感じることがないか、
感じていること、考えていること等、患者さんの声を聞いて気持ちや考えをフィードバックする。ということをさせて頂きます。
その際に、医師に相談したいことや、疑問点、不安に感じることなどについてお伺いしています。
お話する中で患者さんご自身が、体調の変化や、思考など様々な気づきを得ることができます。
そういえば最近寝不足なのは足がムズムズするからかも…
そういえば朝方にすごい汗をかいてるな…
という風に、言われなければ気づけない体調の変化が糖尿病と関係していることがあり、
早く気づけることで早期治療に繋がることがあります。
また「本当は栄養指導で言われたことは、なかなか難しくてやってないんだよね…」というような
言いづらいけど、本当は取り組むには難しいと感じている治療についてや、
「テレビでこんな治療を見たけど、自分も試せるのかな?」といった、
もっとこうしていきたい、これに取り組んでみようかな。という意思決定、目標設定に繋がる考えなど、患者さんのお話を伺った上で支援をさせて頂きます。
患者さんのことを知らずに一方的な知識だけをお伝えするのでは、
糖尿病の専門的な知識をもっている看護師・療養指導士であっても意味がありません。
糖尿病の療養指導は、指導という言葉を使っていますが「指導」ではなく「支援」が正しい意味だと言われていて、
本当にその通りだと思っています。
医師や、看護師・その他医療スタッフが患者さんと信頼関係を築き、同じ方向(目標)に向かって進まなければ、
患者さんが苦しい思いをしてしまい治療を続けることが難しくなってしまいます。
糖尿病の治療方法は多岐にわたり、その方に合った方法でご自身が納得の上無理なく続けていくことが最も重要です。
そこで、個々の患者さんに適した治療スタイルを確立していくために、看護師やその他スタッフが携わらせて頂きます。
医師と患者さんの橋渡しをする役割でもあって、お話を伺った上で患者さんの考えをもとに必要な知識をお伝えしたり、
治療の提案などをしながら、納得のいく無理なく続けていける治療に導く役割を担っています。
診察前に事前に、看護師と生活の振り返りをすることによって、
診察室で医師と話をする時にはHbA1ⅽの数値に対する患者さんご自身の考えがまとまっていたり、
来月の受診までに「次はこうしてみようかな。」という目標設定が既にできていたり。
診察の時にスムーズにやり取りが進むことは、患者さんにとっても医師にとっても気持ちの負担を減らすことができます。
患者さんからも、診察前に看護師から当日の数値を聞いたり、
こんなこと先生に聞いて良いのかな?というような些細なことまで事前に相談ができる療養指導の時間について良い評価をいただいており、
看護師、療養指導士の役割には意味があることを実感しています。
「今日は先生に、これを聞いて帰りたい」という内容を、予め看護師に伝えておくことで確実に疑問を解消して診察を終えることができることも、
看護師が携わらせていただくことに対して好評な理由です。
療養指導によって医師が患者さんの真意を知ることができ、より患者さんに適した治療の選択に繋がると考えます。
また看護師だからこそ話しやすいという理由で気持ちの表出ができること、これは糖尿病治療にとって重要であり、とても意味のあることだと考えています。
先生の前では、なかなか本音で話すのが難しい方もおられますよね。
しかし、
このような療養指導の時間がないという医療機関や、専門的な医療機関でなければ特に、診察以外に看護師に相談をする環境がないこともしばしばあります。
その場合、糖尿病に対する不安や悩みを抱えている方はどうするのだろう。
治療に関する愚痴や不満だってあると思います。それは、どうやって消化していくのかな。
という風に思いました。
また「知らない」ことによってその先の糖尿病の予後が変わってくるのであれば、、、
糖尿病について正しい知識を教えてもらえる環境や、専門知識を持った適した医療スタッフとの出会いがとても重要ではないか、ということに気づきました。
そこで、オンライン上であれば、より多くの方の糖尿病治療の支援ができるのではないかと考え、オンラインによる個別相談ができる仕組みを作ったという経緯です。
大変長くなってしまい恐縮ですが・・このような思いがあり、療養指導の経験をもとに、オンラインでの個別相談支援を開始することになりました。
主治医の先生、通院中の医療機関で相談できる環境があることが一番望ましいのですが、
もしも誰にも相談できずに悩みや不安を抱えているという方がおられましたら、療養指導に携わる看護師がお話を伺いますので、ぜひ一度ご相談いただければ幸いです。
私のおもい
私は、これまで療養指導に携わらせて頂き、患者さんとのコミュニケーションを大切にし信頼関係を築くことを重要視してきました。
そして何気ない心配事を相談できる人、何かあったらあの人に相談してみよう。と思っていただけるような看護師でありたいという気持ちを持っています。
長年、療養指導に携わらせていただくうちに、毎月患者さんと顔を合わせることが楽しみとなり、私の方がいつも癒しのパワーや元気を頂いているように思います。
患者さんから聞かせていただいたこと、教えていただいたことを
知識として多くの方に還元できるよう常に学び続ける姿勢を持ち、
これからも療養指導の現場に携わっていきたいと考えています。
大変長くなりましたが、今日はご挨拶と療養指導士の役割についてお伝えさせていただきました。
また、個別相談を始めるにあたり私の想いも書かせていただきました。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
荒木 まり
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